読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

週刊・逃げ馬ランキング

「逃げ」という点に重点を置いてランキング付けをしています

週刊・逃げ馬ランキング

2017.05.13(土) レース結果・逃げ馬短評『葵S』『都大路S』

 

『葵ステークス(3歳オープン)』京都 1200m

◆勝ち馬◆アリンナ 勝ち時計 1:10.5(不良)

◆逃げ馬◆アリンナ 前半ラップ34.9 着順1着

◆逃げ馬のレース展開◆

7番レジーナフォルテが半馬身出た最高のスタート。1番アリンナはブレないスタートから押していって加速、勢いがつくとすぐ先頭を奪った。コーナーをそのままのスピードで回ると、第4コーナーを回ったところで2番手3番手の馬はついていけなくなり徐々に引き離す。後ろの馬たちを寄せ付けない見事な逃げ切り勝ち

 ★評価★

3歳逃げ馬ランキングトップのアリンナがさらに評価を伸ばす鮮やかな逃げ切り勝利。心配していた馬体減りも今回は変動なし。これはさらに上のステージ、古馬との対戦にも期待できそうだ

期待のアズールムーンは出遅れて巻き返しを図って5番手くらいまで上がったが力尽きて最下位

メイショウソウビもスタート出遅れ、後方から競馬を進めて7着

f:id:amano_shintaro:20170513222748j:plain

 

 

 

 

 

『都大路ステークス(4歳上オープン)』京都 1800m

◆勝ち馬◆ダノンメジャー 勝ち時計 1:49.0(不良)

◆逃げ馬◆ダノンメジャー 前半ラップ36.6 着順1着

◆逃げ馬のレース展開◆

スタート後先行勢が並んでいるところ、内からじんわりと先頭に立った2番ダノンメジャー。道中、馬の行きたい気持ちをなだめてゆったりしたペースに落とす。残り800mで手綱を緩めるとじょじょに加速。4コーナーを回ったところで3馬身の差をつけると、その差をキープしたまま一着でゴールに飛び込んだ

 ★評価★

オープン入り後の3戦を重賞でもまれていたダノンメジャーが、まずはオープン特別で一勝。途中で緩めてから早めのスパートという勝ちパターンを完全にものにしたようだ

f:id:amano_shintaro:20170513225032j:plain

 

 

今回レースの逃げ馬情報記事はこちら↓nigeuma.hatenablog.com

 

2017.05.14(日) 逃げ馬情報「ヴィクトリアマイル」「栗東S」「青竜S」「錦S」

 

 

「ヴィクトリアマイル(4歳上牝G1)」東京 芝1600m

◎2番 スマートレイアー

逃げたい馬がいなそうなこのレース。しかし2番手3番手にはつけたいという馬は多そう。スタート後に騎手がまわりの出方を伺っていると、騎手は抑えてるつもりでも馬たちみんなが競った状態になり、かえって全体のペースが上がるパターンになるかもしれない。そうなった時に馬の気持ちを一番尊重しそうなのがこの馬の騎乗の武豊騎手。この馬は過去に逃げた2戦で両方勝利を収めているのも好材料

○4番 ソルヴェイグ

スプリント戦を使い続けて来たのでテンの速さは一番のはず。スタート直後にこの馬が頭一つ以上抜出ていればそのまま逃げそう。ただ鞍上があまり逃げない川田騎手なので、並んで先頭争いするようカタチなら(今回はそうなる可能性の方が高そう)、すぐ抑えて番手に収まると予想。

 

 

 

 

「栗東ステークス(4歳上オープン)」京都 ダート1400m

◎7番 ジープルメリア

 逃げ先行で勝ち上がってきたこの馬、前走では初のオープンで先行できずに15着。今回は最も逃げる田中健騎手に乗り代わりで、必ず前に行く体制を整えた。枠の分プレスティージオよりもわずかに有利か

○8番 プレスティージオ

前走、全機種の中でも最も逃げないルメール騎手で逃げ切り勝ちを収めた。今回は良く逃げる太宰騎手なのでさらに期待大

△1番 シゲルカガ

 かつての逃げ代表格のこの馬。近走ではムチを入れても逃げられないレースが続いている。年齢的ズブさが出て来たか。ダートでは特に逃げやすい1枠で巻き返せるか

 

 

「青竜ステークス(3歳オープン)」東京 ダート1600m

◎5番 スマートレイチェル

ここ2戦1400mを逃げ切りで楽勝の競馬。初の1600m戦でも無理に抑えることはなさそうなので、気分よく逃げる様に期待したい

 

 

 

 

「錦ステークス(4歳上1600万下)」京都 芝1600m

◎10番 ティーエスネオ

ランキングに乗せるのは基本的にはオープンクラスの逃げ馬を対象にしているが、この馬はあまりに目立つので1600万下ながらピックアップ。犬の走りだしみたいな、這うような前足の掻き込みで先頭を奪う(前走記事はこちら↓)

 

2017.05.13(土) 逃げ馬情報「葵S」「都大路S」

 

 

「葵ステークス(3歳オープン)」京都 1200m

◎1番 アリンナ

3歳逃げ馬ランキングトップ。ただでさえ他馬に前を譲らない馬なのに、今回は最も逃げやすい1枠と鬼に金棒状態。気がかりなのは前走休み明けにもかかわらず馬体重-14キロと減っていたこと。これ以上減ってくるようだと体調面で不安が出てくる(※前走橘Sの記事↓)

○11番 アズールムーン

3歳逃げ馬ランキング現在3位。前半の持ち時計はこちらの方が速いので、最高のスタートを切れれば外枠でもハナを奪える可能性はある

△4番 メイショウソウビ

3歳逃げ馬ランキング現在4位。休み明けの前走橘Sアリンナから離れた2番手を走った。勝負付けはついたと捉えることができるが、今回は太宰騎手に代わったので、前に競りかけていくような作戦をとるようなら逃げる見込みが出てくる

 

 

 

「都大路ステークス(4歳上オープン)」京都 芝1800m

◎2番 ダノンメジャー

逃げて良績を出し始めた矢先、前走2月の小倉大賞典でマルターズアポジーという最強逃げ馬とあたってしまいリズムを崩したか休養に入っていた。ここでは他に逃げ馬は見当たらないので、逃げ感覚を取り戻してゆくゆくは強い逃げ馬に成長していってほしいところ

 

 

 

 

逃げ馬が発生しやすい馬齢の検証

 

馬の年齢によって逃げる確率に違いがあるのかをデータを取って検証します。データの対象範囲は2012年~2016年に行われた平地の3歳上と4歳上のレースです

 

各馬齢による逃げ率データ

f:id:amano_shintaro:20170506080351j:plain

「全体データ」から見える傾向

若ければ若いほど逃げることが多いのが見てとれます。若い馬の方が前に出る意識が強く、また抑えが効きにくいことが原因に挙げられます

 

「牡馬データ」から見える傾向

全体データと傾向はほぼ同じです.。逃げる割合は牝馬より低くなっています

 

「牝馬データ」から見える傾向

7歳を超えると逃げる割合が急落します。牝馬は母馬になる変化が体に起こるためか7歳で競走意識が低くなるようです

 

 

f:id:amano_shintaro:20170509133948j:plain

「芝データ」から見える傾向

高齢馬でも比較的よく逃げられています。スタート直後の動きで先頭に立つことができる芝では、レース経験の豊富さから安定したスタートが切れる高齢馬が、若い馬に引けを取っていないのだと考えられます

 

「ダートデータ」から見える傾向

若い馬が逃げる傾向が顕著に表れています。ダートでは競って先頭争いをするケースが多いので、引くことができない若い馬が何が何でも先頭に立つことが多いようです

 

 

f:id:amano_shintaro:20170506080434j:plain

「1300m以下データ」から見える傾向

若い馬が逃げられることが多く、高齢場はほとんど逃げられないことが分かります。前に行く意識が強いスプリント戦の中でもさらに若馬は引かないので、この数値になると考えられます

 

「1400m~1600mデータ」から見える傾向

7歳まではどの世代も逃げられるが、8歳を超えると途端に逃げ率が下がります。押せば先頭をとれる距離なので、逃げたい馬が逃げているようです。ただ8歳ともなると先行力は鈍るのでしょう

 

「1700m~2000mデータ」から見える傾向

若い方が逃げやすい傾向がありつつ、高齢馬でも逃げられています。この距離もスタミナの心配はそれほどなく逃げようと思えば逃げられるので、8歳馬でさえ逃げることが多くなっているようです

 

「2100m以上データ」から見える傾向

どの世代でも逃げられることが分かります。落ち着いた逃げをしなければならない分、むしろ抑えの効きやすい高齢馬の方が暴走の不安なく逃げの作戦を選びやすいことが考えられます

 

 

まとめ

・牝馬は6歳までよく逃げ、7歳からは逃げにくい

・芝の中長距離は年齢関係なく逃げる

・ダートの短距離は若い馬が逃げやすい

 

 

 

 他の検証記事↓